10回 花園フラワーショー ・ ガーデニングコンテスト出展者自己PRシート

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屋外ショーガーデン部門


出展者名 : 高柳 徳雄とその仲間達


職業 : 百姓


出身地 : 北海道富良野市


プロフィール&日頃の活動

明治大学農学部で金子九郎氏に師事、造園学を志す。
卒業後、公共造園と日本文化の接点を学ぶ為、2年間京都にて中根庭園研究所及び、小宮山庭園創作所にて日本庭園の管理・修景・施工の現場作業を経験する傍ら、京都市中、関西方面を彷徨う。

昭和48年4月埼玉県庁都市計画課公園係に配属、以降平成18年3月退職するまで、県営公園の計画・管理・建設を主に従事。他に自然公園・植木造園専攻の農業後継者の育成・道路管理・区画整理の立ち上げにも多少従事する。

平成18年5月より、北海道富良野市北麓郷に定住、ペンションの花修景や農業体験修学旅行にやってくる中高生の手助けをしながら、地域と地方と連携した逆カルチャー・サバイバル修行百姓塾「野良人65」又の名を耕紡「麓郷ジャパン」の計画作りに着手。

現在、古木材を活用した耕紡の設計に着手、近々大工と詳細設計及び、刻みの打ち合わせを予定。疲れたら、いくつかある個性的なカフェでミズ・マダムとダベリングをするのが楽しみになっている。

My favorit 〜あなたの好きなものは何ですか?

めりはりのある、時にはパンチのある凶暴な四季の移ろいを味わいながら、思索し、百姓し、物づくりし、余剰生産物を交換したり、中古新品を問わず、身の回りを楽しくするアイテムに囲まれ、それらを使って仲間らしき人と遊ぶことが9割。月夜・満天の星空・闇夜・流れ星と共にネオンは1割?

My dream 〜あなたの夢は何ですか?

最近、喜怒哀楽を楽しんで、土に帰るべしと思っています。今まで沢山の人に育てられ、助けられましたので、65まで65からの精神で、悩みのある人、物作りや自然を楽しんだり活用したり、土遊びをしたい方達のお手伝いをしたいと思っています。その為のフィールドワークの提供と人材育成。それが軌道にのったら、絵でも書く。

ワタシと植物の関わり 〜あなたのガーデニングライフをお話下さい。

人間の生業と自然との関わり、大学に入った頃、大学紛争、70年安保、東大紛争、全共闘、公害紛争、高度経済成長のひずみが叫ばれた真っ只中。そこで、今は亡き先輩に誘われて造園学の門を叩きました。
造園は自然と人間と感性のハーモニー。和辻哲郎の風土でアジアモンスーンを知ったような気がします。
植物、それは、様々な生き物との関わりがあり、多様な緑、そこにきれいな花が咲く。人生の大いなる楽しみになりました。
人の名前はすぐに忘れるけれど、植物の名前を思い出せなくなったら、商売上恥ですよね。これからのランドスケープアーキテクチャー人生として、植物や自然をテーマにした循環型社会のライフスタイルの仲間を募り、楽しみたいと思う。

花園フラワーショー出展への意気込み

“花・食・音楽”のコラボレーションにより、感性を研ごうとする「花園フラワーショー」へ、見る側から演じる側へと視点を変えて参加させて頂けたことに感謝します。たった一畳の庭の世界から、“花・食・音楽・文学”のある空間へ誘い込み、ジョークとともに心豊かで優しさのあるひと時をそのまんま日々の暮らしのスパイスに役立てて頂ければ幸いと考えております。
来年から本格的にスタートする「ガーデンアイランド北海道2008」へのお誘いを兼ねて、一足早く残雪のある富良野麓郷・北の国から早春編をお送りしたいと思っております。